最近子供の感受性の高さに感心することが多くあります。
ウチの娘は公園で花が咲いているのを目にしては「うわぁ、キレイ!!」と感動して声を弾ませて、小鳥を見ると「可愛いねぇ!!」と目を輝かせて私に報告しに駆け寄ってきます。
子供なのですから、当然人生経験は本当に短いワケで見るもの全てが新鮮なのでしょうね。
毎日が新しいものの発見の連続で、毎日を楽しそうに過ごしてらっしゃいます。
自分の子供のはしゃぐ姿をマジマジと見ていると「あぁ、なんだか私はこんなことで感動する心はなくしたな・・・」と逆に寂しくも感じます。
当然なことに、私も相応の歳を取っているので花を見ても特段感動することはありませんし、小鳥をみてはしゃぐこともありません。
それどころか「そんな声を上げて何の得があるんだ?」と下世話なことを考える始末です。
感動する心が年とともに減少しているのも間違いないのですがそれと同時に損得勘定が先立ってしまっているのでなるべく特にならないことはしたがりませんし、事ある毎に「何の意味があるの?」と物事に意味を考えてしまいます。
哲学者のベルナール・フォントネルが言うには「幸福の最も大きな障害は、過大な幸福を期待する事である。」だそうですが、私も過大な期待とは言いませんが、何かに付けて意味や意義を考えてしまうのはちょっと精神的にも損をしているのかもしれませんね。
私も「だからどうなるの?」なんて最初から考えてしまうのは止めておいて、娘を見習って小さな幸せや、小さな発見を素直に喜べるようになりたいものですね。
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