「メンデルの法則」で有名なチェコの植物学者であり司祭のグレゴール・メンデルは「真理とは、各人が自己流の方法で、自分自身の必要に応じ、自分にふさわしいように理解するための言葉に他ならない」と言ったそうです。
物事の真理に到達するのは大変難しいことではありますが、自分自身で自己流に解釈して自己解決してしまえば、その人にとっては誤ったことでも「真理」に成りえてしまいます。
「真理」って自分自身が心理だと思えば自分の都合の言いように考えて真理としてしまえば、その人にとっては真理になってしまうのかもしれませんが、それでは物事の本質を見落としてしまいます。
メンデル自身も過去の実績や他人が行ってきた実験結果を鵜呑みにせずに自分自身の手で本質を見極めようとしたところに「真理」を見出すことが出来てメンデルの法則の発見に至ったのではないでしょうか。
私達の仕事においても、「今までこうやって来たから・・・」とか「ウチの会社は昔からこの方法で・・・」と過去の実績や他人の方法に捕らわれすぎないで、自分自身でしっかりと「何が大切なのか?」とか「どうするべきか・どうすれば能率は向上するのか」などを各々がキッチリと考えていかないと、思い込みの真理に惑わされて、何事においても向上する事がなくなってしまうのではないでしょうか。
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